プロフィール
Na・食塩表
ネフローゼとは?
薬と副作用
Note
Link集
闘病記
腎生検にて
掲示板
アンケート
情報広場
お問合せ


薬と副作用 / 免疫抑制剤

[副腎皮質ホルモン剤/ 免疫抑制剤]

〜〜〜 免疫抑制剤 〜〜〜

免疫抑制剤の用途について
 移植後、いただいた腎臓が自分の体の中にある間は、拒絶反応を抑えるための免疫抑制剤というお薬を飲んでいただきます。
 ステロイド剤で十分な効果が得られなかったり、副作用を避けるためステロイド剤を増量できない場合には、免疫抑制剤が処方されることがあります。
感染症の予防について
拒絶反応を防ぐために免疫抑制剤を飲むことで、細菌やウイルスに対する抵抗力が落ちて、感染症にかかりやすくなります。感染症を予防するために次の事柄に心がけましょう。
  • うがい、手洗いを頻回にしましょう。
  • 手術後しばらくの間は見舞い客との面会は避けましょう。
  • 季節や気温によって衣類や寝具をまめに調節し、体温調整しましょう。
  • 人混みはなるべく避け、必要に応じてマスクをつけましょう。
  • ペットの飼育は避けましょう。
免疫抑制剤使用における注意事項
 免疫抑制剤のほとんどは腸で吸収されることから、個人の体質などによって適量を処方するのが大変難しいとされています。薬の董が少なく吸収率が悪いと拒絶反応を引き起こし、高すぎると副作用が生じます。移植直後は多量の薬を飲んでいただくため、副作用の発現率も高くなります。
 免疫抑制剤を長期間多量に服用する場合には、発ガン性も心配されます。
 ステロイド同様効果が大きいだけに副作用も心配されます。主治医の先生の指示通りに必ず服用しましょう。

免疫抑制剤の種類
プレドニゾロンメドロールソル・メドロール
エンドキサンブレディニンサンディミュンネオーラルプログラフ|
イムランスパニジンアールブリンオルソクローンOKT-3アザニン

プレドニゾロン

[免疫抑制剤の種類]
  • 炎症やアレルギーを抑えたり、リウマチの症状の緩和等、多くの病気の症状を改善します。
  • 投与に際しては特に適応、症状を考慮し、他の治療法によって十分に治療効果が期待できる場合には、本剤を投与しない。また、局所的投与で十分な場合には、局所療法を行う。
  • 連用後、投与を急に中止すると、ときに発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショック等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う(離脱症状が現れた場合には、直ちに再投与又は増量する)。
  • 本剤の長期あるいは大量投与中の患者、又は投与中止後6カ月以内の患者では、免疫機能が低下していることがあり、生ワクチンの接種により、ワクチン由来の感染を増強又は持続させる恐れがあるので、これらの患者には生ワクチンを接種しない。
副作用:
    誘発感染症、感染症増悪、続発性副腎皮質機能不全、糖尿病、消化管潰瘍、消化管穿孔、消化管出血:消化管潰瘍、消化管穿孔、消化管出血、膵炎、精神変調、欝状態、痙攣、骨粗鬆症、大腿骨及び上腕骨等の骨頭無菌性壊死、ミオパシー、緑内障、後嚢白内障、血栓症、硬膜外脂肪腫、内分泌:月経異常、下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進、多幸症、不眠、頭痛、眩暈、筋・骨格:筋肉痛、関節痛、浮腫、血圧上昇、低カリウム性アルカローシス、白血球増多、ざ瘡、多毛、脱毛、皮膚色素沈着、皮下溢血、紫斑、皮膚線条、皮膚そう痒、発汗異常、顔面紅斑、創傷治癒障害、皮膚菲薄化・皮膚脆弱化、脂肪織炎、発疹、発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数増減及び精子の運動性増減。
他の薬との相互作用:
  • 抗凝血剤:抗凝血剤の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意する(本剤は血液凝固促進作用がある)。
  • 経口糖尿病用剤(アセトヘキサミド)、インスリン製剤:経口糖尿病用剤、インスリン製剤の作用を減弱させることが報告されているので、併用する場合には用量に注意する(本剤は肝臓での糖新生を促進し、末梢組織での糖利用を阻害する)。
  • 利尿剤<カリウム保持性利尿剤を除く>(トリクロルメチアジド、アセタゾラミド、フロセミド)[低カリウム血症が現れることがあるので、併用する場合には用量に注意する(本剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用がある)]。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する(新生児に副腎不全を起こすことがある)。
  • 本剤投与中は授乳を避けさせる(母乳中へ移行することがある)。

メドロール

[免疫抑制剤の種類]
  • 炎症やアレルギーを抑えたり、リウマチの症状の緩和等、多くの病気の症状を改善します。
  • 投与に際しては特に適応、症状を考慮し、他の治療法によって十分に治療効果が期待できる場合には、本剤を使用しない。また、局所的投与で十分な場合には、局所療法を行う。
  • 副腎皮質ホルモン剤の連用後、投与を急に中止すると、ときに発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショック等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う(離脱症状が現れた場合には、直ちに再投与又は増量する)。
副作用:
    感染症、続発性副腎皮質機能不全、骨粗鬆症、骨頭無菌性壊死、胃腸穿孔、消化管出血、消化性潰瘍、ミオパシー、血栓症、頭蓋内圧亢進、痙攣、精神変調、欝状態、糖尿病、緑内障、後嚢白内障、欝血性心不全、食道炎、カポジ肉腫、腱断裂、アナフィラキシー様症状、月経異常、クッシング様症状、膵炎、下痢、悪心・嘔吐、胃痛、胸やけ、腹部膨満感、口渇、食欲不振、食欲亢進、血圧上昇、多幸症、不眠、頭痛、眩暈、筋力低下、筋肉痛、関節痛、満月様顔貌、野牛肩、窒素負平衡、GOT上昇、GPT上昇、Al−P上昇、脂肪肝、浮腫、低カリウム性アルカローシス、カリウム低下、ナトリウム貯留、中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出、白血球増多、創傷治癒障害、紫斑、皮下溢血、ざ瘡、多毛、脱毛、皮膚色素沈着、皮膚線条、発汗異常、皮膚菲薄化・皮膚脆弱化、脂肪織炎、発疹、紅斑、そう痒、発熱、疲労感、ステロイド腎症、体重増加、精子数増減及び精子の運動性増減、仮性脳腫瘍。
他の薬との相互作用:
  • シクロスポリン:双方の血中濃度が上昇する恐れがあり、また、痙攣が起こる恐れがあるので、必要に応じて本剤又はシクロスポリンを減量するなど用量に注意する(相互に代謝が阻害される)。
  • 抗凝血剤(パルナパリンナトリウム、ワルファリンカリウム等):抗凝血剤の作用を増強又は減弱させる恐れがあるので、必要に応じて本剤又は抗凝血剤の用量を調節する(本剤は血液凝固能を高め、抗凝血剤の効果に拮抗する可能性があり、また一方、本剤の消化器系の副作用により、抗凝血剤の出血の危険性が増大する可能性がある)。
  • 経口糖尿病用剤(アカルボース、トラザミド、トルブタミド等)、インスリン製剤:これらの薬剤の効果が減弱される恐れがあるので、必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の用量を調節する(本剤の糖新生促進作用等により、血糖値を上昇させる)。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 妊婦:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する(新生児に副腎不全を起こすことがある)。
  • 授乳婦:本剤投与中は授乳を避けさせる(母乳中へ移行することがある)。

ソル・メドロール

[免疫抑制剤の種類]
  • プレドニゾロン系製剤
  • 本剤の投与により、誘発感染症、循環器障害、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害等の重篤な副作用が現れることがあるので、本剤の投与にあたっては、次の点に注意する。また、投与中は副作用の出現に対し、常に十分な配慮と観察を行う
  • 感染性ショックの場合は発生初期において、直ちに投与を開始することが望ましく、用法・用量通り使用しても効果が認められないときは投与を中止する。なお、副腎皮質ホルモン剤は感染症を悪化させることがあるので、本剤投与中及びショック離脱後も十分な量の抗菌剤の投与等の感染症に対する適切な処置を行う。
  • ショック状態の患者には、ショックが改善すれば、直ちに投与を中止する。
  • 腎臓移植に伴う免疫反応の抑制の場合は、副腎皮質ホルモン剤を連用することがあるので、連用中並びに連用後は次の点に注意する。
  • 連用後、投与を急に中止すると、ときに発熱、頭痛、食欲不振、脱力感、筋肉痛、関節痛、ショック等の離脱症状が現れることがあるので、投与を中止する場合には、徐々に減量するなど慎重に行う(離脱症状が現れた場合には、直ちに再投与又は増量する)
  • 本剤投与により、気管支喘息患者の喘息発作を悪化させることがあるので、薬物・食物・添加物等に過敏な喘息患者(アスピリン喘息の既往を有する患者等)には特に注意が必要である。
副作用:
    ショック、心停止、循環性虚脱、不整脈、感染症、続発性副腎皮質機能不全、骨粗鬆症、骨頭無菌性壊死、胃腸穿孔、消化管出血、消化性潰瘍、心筋梗塞、腸間膜動脈血栓症、頭蓋内圧亢進、痙攣、精神変調、欝状態、糖尿病、緑内障、後嚢白内障、気管支喘息、膵炎、欝血性心不全、食道炎、カポジ肉腫、腱断裂、月経異常、クッシング様症状、嘔吐、悪心、血圧降下、血圧上昇、(頻度不明)徐脈、多幸症、不眠、頭痛、関節痛、筋力低下、筋肉痛、満月様顔貌、窒素負平衡、AST上昇(GOT上昇)、ALT上昇(GPT上昇)、Al−P上昇、脂肪肝、浮腫、低カリウム性アルカローシス、カリウム低下、ナトリウム貯留、中心性漿液性網脈絡膜症等による網膜障害、眼球突出、創傷治癒障害、(頻度不明)紫斑、ざ瘡、発汗異常、脂肪織炎、皮膚菲薄化・皮膚脆弱化、そう痒、発疹、(頻度不明)紅斑、発熱、疲労感、仮性脳膿瘍、しゃっくり。
他の薬との相互作用:
  • シクロスポリン:双方の血中濃度が上昇する恐れがあり、また、痙攣が起こる恐れがあるので、必要に応じて本剤又はシクロスポリンを減量するなど用量に注意する(相互に代謝が阻害される)。
  • 抗凝血剤(パルナパリンナトリウム、ワルファリンカリウム等):抗凝血剤の作用を増強又は減弱させる恐れがあるので、必要に応じて本剤又は抗凝血剤の用量を調節する(本剤は血液凝固能を高め、抗凝血剤の効果に拮抗する可能性があり、また一方、本剤の消化器系の副作用により、抗凝血剤の出血の危険性が増大する可能性がある)。
  • 経口糖尿病用剤(アカルボース、トラザミド、トルブタミド等)、インスリン製剤:これらの薬剤の効果が減弱される恐れがあるので、必要に応じて本剤又はこれらの薬剤の用量を調節する(本剤の糖新生促進作用等により、血糖値を上昇させる)。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 妊婦:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する(新生児に副腎不全を起こすことがある)。
  • 授乳婦:本剤投与中は授乳を避けさせる(母乳中へ移行することがある)。

エンドキサン

[免疫抑制剤の種類]
  • 増殖の盛んな免疫細胞の「DNAの機能を抑制する」ことにより、免疫抑制作用を現します。骨髄腫や白血病に主として用いられますが、ネフローゼ症候群にも有効であるとされています。ネフローゼの発症には免疫系が関与しているといわれており、エンドキサンは免疫調節作用を介して症状を軽減するようですが、詳細は不明です。
  • 腎臓や膀胱への影響を避けるために多めに水分の補給をして下さい。
副作用:
    骨髄抑制、肝障害、腎障害、肺障害、出血性膀胱炎、性腺機能の抑制、脱毛、発癌、下痢、口内炎、食欲不振、嘔吐等の消化器症状、皮膚炎、発熱、感染症、大量出血。
他の薬との相互作用:
  • 副腎皮質ホルモン、クロラムフェニコールと併用すると本剤の作用が減弱することがある(副腎皮質ホルモン、クロラムフェニコールは肝における本剤の代謝を競合的に阻害し、本剤の活性化を抑制する)。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。
  • 授乳婦に投与する場合には、授乳を中止させる。

ブレディニン

[免疫抑制剤の種類]
  • 腎臓移植後の拒絶反応を抑える。
  • 副腎皮質ホルモン剤をのみでは十分な治療効果が認められない患者、又は副作用、合併症等により副腎皮質ホルモン剤の減量が必要な患者に限り使用する(特に副腎皮質ホルモン剤の1日投与量がプレドニゾロン換算で20mg以上である患者には、副腎皮質ホルモン剤の減量を目的とする場合に限る)。
  • 頻回再発型のネフローゼ症候群を除く。
副作用:
    骨髄抑制、性腺抑制、口内炎、舌炎などの副作用を有するが、エンドキサンより軽度である。
    副作用はイムランに比べて緩和です。
他の薬との相互作用:
     −
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 催奇形性を疑う症例報告があるので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。
  • 授乳婦に投与する場合には授乳を中止させる。

サンディミュン

[免疫抑制剤の種類]
  • 臓器移植の拒否反応の抑制、ネフローゼ症候群などを治療するお薬です。
  • 本剤の経口投与時の吸収は一定しておらず、患者により個人差があるので、血中濃度の高い場合の副作用並びに血中濃度が低い場合の拒絶反応の発現等を防ぐため、患者の状況に応じて血中濃度を測定し、トラフ値を参考にして投与量を調節する。特に移植直後は頻回に血中濃度測定を行うことが望ましい。
  • T細胞活性化を選択的に阻害するだけでなく、ステロイド薬の作用を増強させる。治療抵抗例や頻回再発例に良好な効果を上げている。しかし、長期使用で腎障害を起こしうるがその診断法や予防策が確立されていない。本薬が有効な場合でも減量・中止法が確立されていない。したがって、なるべく少量・短期使用にとどめる。また、薬剤の体内動態は個人差が強いので、翌朝服薬前の血中濃度を定期的に調べ、100ng/m前後に保つ。併用薬や食事内容で血中濃度が容易に変化するので、該当食品や該当薬に注意する。食物では特に柑橘類に注意する。
副作用:
    腎機能障害、肝障害、全身痙攣、意識障害、失見当識、錯乱、運動麻痺、小脳性運動失調、視覚障害、視神経乳頭浮腫、不眠、感染症、血圧上昇、貧血、白血球減少、血小板減少、消化管潰瘍、悪心・嘔吐、腹痛、胃部不快感、食欲不振、下痢、腹部膨満感、多毛。
他の薬との相互作用:
  • 多くの薬剤との相互作用が報告されているが、可能性のあるすべての組み合わせについて検討されているわけではないので、他剤と併用したり、本剤又は併用薬を休薬する場合には注意する。
  • タクロリムス(プログラフ):本剤の血中濃度が上昇することがあり、また、腎障害等の副作用が現れやすくなるので併用しない(本剤の代謝が阻害されること及び副作用が相互に増強されると考えられる)。
  • グレープフルーツジュース:本剤の血中濃度が上昇することがあるので、本剤服用時は飲食を避けることが望ましい(グレープフルーツジュースが腸管の代謝酵素を阻害することによると考えられる)。
  • 副腎皮質ホルモン剤:高用量メチルプレドニゾロンとの併用により本剤の血中濃度上昇及び痙攣の報告があり、また、プレドニゾロンのクリアランスを低下させるとの報告もある(相互に代謝を阻害すると考えられる)。
  • 利尿剤(チアジド系利尿剤、フロセミド等):高尿酸血症及びこれに伴う痛風が現れやすいので、血中尿酸値に注意する(高尿酸血症の副作用が相互に増強されると考えられる)。
    などなど、他にも多々あるので注意しましょう。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。
  • 本剤投与中は授乳を避けさせる(母乳中へ移行するとの報告がある)。

ネオーラル

[免疫抑制剤の種類]
  • 臓器移植の拒否反応の抑制、ネフローゼ症候群などを治療するお薬です。
  • ネオーラルはサンディミュンと有効成分は同じですが、ネオーラルの方が体に吸収されやすいように工夫されていて、安定した治療効果が得られると考えられています。
    それは、サンディミュンは水(胃液)に溶けない製剤なので、そのままではほとんど吸収されません。体に吸収されるには、肝臓で作られる胆汁酸が必要なのです。
    その胆汁酸は、食事中の脂肪分が、十二指腸に到達することによって放出されます。そのため、サンディミュンの吸収は食事の内容や、その人の体の胆汁酸を分泌する能力によって左右され、治療に丁度よい血中濃度を維持するのが難しいのです。
    ところがネオーラルは水に溶けない性質の物質、水に溶ける性質の物質、両方を混じり合わせるための成分を、すべて薬剤自身が持っていて、胃液にすぐに溶け込むことができ、その吸収に胆汁酸が関係しません。
    このことによって血中濃度が安定し、以前より安全に使うことができるようになったわけです。
副作用:
    サンディミュンとほぼ同様。
他の薬との相互作用:
    サンディミュンとほぼ同様。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。
  • 本剤投与中は授乳を避けさせる。

プログラフ

[免疫抑制剤の種類]
  • 免疫系に作用し、移植における拒絶反応を抑えるお薬です。
  • 腎障害合併例では本剤の投与により腎障害の悪化が認められている。
副作用:
    全身痙攣、意識障害、錯乱、言語障害、皮質盲、片麻痺、溶血性尿毒症症候群、血栓性血小板減少性紫斑病、感染症、尿量減少、多尿、頻尿、残尿感、高血糖、尿糖、高カリウム血症、高尿酸血症、高トリグリセリド血症、血圧上昇、浮腫、血圧低下、徐脈、頻脈、動悸、心電図異常、頭痛、嘔吐、腹部膨満感、食欲不振、下痢、腹痛、胃潰瘍、下血、大腸炎、脱毛、喘息、咽喉頭違和感、発熱、発赤、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛、眼痛、多汗、体重減少、味覚異常、月経過多。
他の薬との相互作用:
  • シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル):シクロスポリンの血中濃度が上昇し副作用が増強されたとの報告がある。
  • 不活化ワクチン(インフルエンザHAワクチン等):ワクチンの効果を減弱させることがある(本剤の免疫抑制作用により、接種されたワクチンに対する抗体産生が抑制される)。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 妊婦等:妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。
  • 授乳婦:本剤投与中は授乳を避けさせる。

イムラン

[免疫抑制剤の種類]
  • 主に移植臓器の拒絶反応を予防する目的で使用されます。
  • 増殖の盛んな免疫細胞の「代謝をさまたげてDNAやRNAの合成を阻害する」ことにより、免疫抑制作用を示します。
副作用:
    骨髄機能障害(白血球、血小板、汎血球減少や貧血、出血など)、悪寒、血圧降下などのショック様症状、膵炎、胃腸障害、肝機能低下、心悸亢進、食欲不振、嘔吐、全身倦怠感、筋痛、関節痛、発熱、悪寒、脱毛、口内炎、舌炎。
他の薬との相互作用:
  • アロプリノール(商品名:ザイロリック=痛風の薬):イムランの作用が増強されます。
  • ワルファリン:抗凝血作用を減弱することがあるので、併用する場合には凝固能の変動に十分注意しながら投与する(ワルファリンの代謝を促進させることが考えられる)。
  • 不活化ワクチン(B型肝炎ワクチン、インフルエンザワクチン等):不活化ワクチンの作用を減弱させるとの報告がある(免疫抑制作用によってワクチンに対する免疫が得られない恐れがある)。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない(リンパ球に染色体異常を有する児が出生したとの報告があり)。
  • 授乳婦に投与する場合には授乳を中止させる。

スパニジン

[免疫抑制剤の種類]
  • 拒絶反応の確定診断後に本剤を投与する。
  • 本剤の投与により血液障害が起こる場合があり、投与開始後約2週目に最低値となることが認められている。また、投与期間が長くなると血液障害の程度が強くなる傾向があるので、本剤の投与終了後も患者の状態を十分に観察する。
  • 腎機能低下又は肝機能低下している患者では副作用(特に血液障害、消化器症状)の発現率が高くなるので、減量するなど慎重に投与する。
  • もし、透析を行う必要のある場合、本剤は透析終了後に投与する。
  • 免疫抑制療法は、二次的感染症に対して感受性を高める可能性があるので、もし、二次的感染が生じた場合には適切な治療を行う。
副作用:
    汎血球減少、白血球減少、血小板減少、赤血球減少、ヘモグロビン減少、ヘマトクリット減少、、しびれ感、頭痛・頭重、悪心・嘔気、食欲不振、嘔吐、胃部不快感、胸やけ、腹部膨満感、GOT上昇、GPT上昇、LDH上昇、総ビリルビン上昇、γ−GTP上昇、顔面潮紅、ほてり、倦怠感、総蛋白減少、トリグリセリド上昇、総コレステロール減少、尿糖、電解質異常(カリウム異常、ナトリウム異常等)。
他の薬との相互作用:
     −
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない。
  • 授乳中の婦人には投与しない。

アールブリン

[免疫抑制剤の種類]
  • 本剤のリンパ球障害作用により細菌による二次的感染又はウイルスによる二次的感染が生じる可能性がある。もし二次的感染が生じた場合には適切な治療を行う。
副作用:
    ショック症状、血小板減少、溶血性貧血、急性腎不全、発熱、蕁麻疹、発疹、そう痒感、血清病症状、白血球減少、出血傾向(消化管出血等)、血管痛、血栓性静脈炎
他の薬との相互作用:
  • 弱毒生ワクチン(麻疹ワクチン、おたふくかぜワクチン、風疹ワクチン及びこれら混合ワクチン等):本剤投与後、弱毒生ワクチンを接種する場合には、発病する恐れがある(本剤の免疫抑制作用によりワクチンウイルスの感染が増強又は持続化する恐れがある)。
  • 不活化ワクチン(インフルエンザワクチン等):本剤投与後、不活性化ワクチンを接種する場合には、効果が得られない恐れがある(本剤の免疫抑制作用により、不活化ワクチンの効果が減弱される恐れがある)。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないことが望ましい。
  • 授乳婦に投与する場合には授乳を中止させる。

オルソクローンOKT−3

[免疫抑制剤の種類]
  • 急性拒絶反応の確定診断後に本剤を投与する。
  • 投与初期に発熱等のインフルエンザ様症状が現れる。
  • 免疫抑制療法は、二次的感染症に対し感受性を高める可能性がある。二次的感染が生じた場合には適切な治療を行う。
  • 患者の体温が37.8℃以上の場合には、解熱後に本剤を投与する。
副作用:
    アナフィラキシー反応、脳浮腫、無菌性髄膜炎、肺水腫、感染症、発熱、悪寒、振戦、頭痛、胸痛、関節痛、筋肉痛、顔面潮紅、全身倦怠感、白血球減少、血小板減少、白血球増多、貧血、GOT上昇、GPT上昇、LDH上昇、下痢、悪心、嘔吐、腹痛、消化管出血、下血、腹部膨満感、食欲不振、アミラーゼ上昇、発疹、全身発赤、紅斑、皮膚そう痒感、動悸、血圧低下、しびれ感、もうろう状態、呼吸困難、咳嗽、喀痰、咽頭不快感、鼻汁、鼻閉、鼻出血、眼球充血、結膜充血、眼痛、上強膜炎、縮瞳、耳鳴、耳閉感、移植腎痛、Po2低下、CRP上昇、尿酸値上昇。
他の薬との相互作用:
     −
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 妊婦、妊娠している可能性のある婦人又は授乳婦には投与しない。

アザニン

[免疫抑制剤の種類]
  • 腎移植における拒否反応を抑えるお薬です。
副作用:
    再生不良性貧血、汎血球減少、貧血、巨赤芽球性貧血、赤血球形成不全、無顆粒球症、血小板減少、出血、ショック様症状、感染症、肝機能障害、黄疸、発熱、咳嗽、呼吸困難、捻髪音、胸部X線異常、動脈血酸素分圧低下、発疹、血管炎、腎機能障害、膵炎、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、心悸亢進、全身倦怠感、筋痛、関節痛、発熱、悪寒、脱毛、口内炎、舌炎、眩暈。
他の薬との相互作用:
  • ワルファリン:抗凝血作用を減弱することがあるので、併用する場合には、凝固能の変動に十分注意しながら投与する(ワルファリンの代謝を促進させることが考えられている)。
  • 不活化ワクチン(B型肝炎ワクチン、インフルエンザワクチン等):不活化ワクチンの作用を減弱させるとの報告がある(免疫抑制作用によってワクチンに対する免疫が得られない恐れがある)。
妊婦・産婦・授乳婦等への投与:
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しない(リンパ球に染色体異常を有する児が出生したとの報告があり)。
  • 授乳婦に投与する場合には授乳を中止させる。

[ up ]


Copyright (c) 2001 FGS LIFE. All Rights Reserved.